お知らせ

【Principal】2024年の夏を終えて

楽しい思い出をたくさん育んだ夏休み、そして8月末の考査Ⅲを終えて、9月からの授業がスタートしました。ひと夏を過ごした生徒たちの顔は、夏休み前よりも少し大人びた感じがします。小学生が夏休みの日記をまとめて書くような感覚ですが、7月の全校野球応援からはじまり、ボランティア活動、オーストラリア海外派遣、岐阜県で開催された全国総文祭、地域のイベント参加など、この夏に様々な場面できらきらと輝いていた栄進生の魅力をふり返りたいと思います。本校HPの「栄進トピックス」や「部活動」と重なるところもありますが、私が直接生徒の様子を見た感想を綴ります。

 

●全校野球応援(7月7日/ J-Com土浦球場・7月12日/ノーブルホーム水戸市民球場)

J-Com土浦球場の開幕戦にあたる第1回戦は土浦湖北高校との対戦でした。猛暑の中での全校応援で、1000名以上の声援が栄進野球部に力強いエールを送り、好ゲームの末に見事な勝利を収めました。第2回戦は雨の中での対水戸一高戦で、本校は応援団、チア、吹奏楽に加え希望者による応援でしたが、全校応援の水戸一高に劣らないほどの熱い応援で、惜敗に終わったものの深く心に刻まれる感動的な試合でした。私は40年以上前の高校生の時からずっと高校野球の魅力にはまっています!

 

●牛久市のPRイベントに参加(7月6日 / カシマサッカースタジアム)

鹿島アントラーズのホームゲームで、「鹿島アントラーズフレンドリータウン牛久の日」のイベントが開催されました。1年生サッカー部の生徒が考案した牛久市に関するクイズを楽しんでもらって抽選会を行ったり、牛久市観光協会のパンフレットを配布したりと、牛久市役所の方々と一緒に牛久市の魅力をPRしました。たくさんの方に温かい言葉をかけられ、牛久栄進高校サッカー部の人気ぶりを感じる楽しい一日でした。

  

 

●カナダ・ホワイトホース市交換青少年団来校(7月10日)

牛久市の姉妹都市であるカナダのホワイトホース市から10名の中高校生が来校しました。同じく姉妹都市であるオーストラリアのオレンジ市に8月1日から派遣される1年生10名がバディとなって一緒に行動し、1日栄進高校生ライフを楽しんでいただきました。書道や体育、英語の授業を一緒に受けたり、お互いの文化を紹介し合ったりと、笑顔で交流を深めることができました。栄進生のグローバル感覚を育むためにも、国際交流や異文化理解教育には今後も継続して力を入れていきたいと思います。

 

 ●子ども食堂への食材寄付 & レモネードスタンド(7月18・19日)

7月18日(木)・19日(金)の昼休みに、生徒達による「子ども食堂への食材寄付」と「小児がん患者支援のためのレモネードスタンド」が行われました。3年次生の2名が企画の発起人となり、年次を越えた30名のボランティアスタッフがこの運営に携わりました。自宅近くのこども食堂でボランティア活動を続けている3年次生、またレモネードスタンドの活動に長く取り組んできた3年次生の熱い想いが栄進生に広がり、当日は会場に長蛇の列ができるほど多くの栄進生が協力してくれました。約250個の食料品や生活用品を子ども食堂へ、そしてレモネードスタンドからは40,316円をがんと闘う子ども達やその家族のために寄付します。

 

 

  

●レモネードスタンド(7月20日 ~コートダジュール・メゾン店マルシェにて)

大盛況だった7月18・19日の校内レモネードスタンドを受けて、つくば市を代表する洋菓子店コートダジュールさんが、研究学園にあるメゾン店でレモネードスタンドを開催できるように場所を提供してくださいました。それだけではなく、レモネードを購入してくださった方にレモンケーキをプレゼントしてくださるという、感動的な温かい支援の手をさしのべてくださいました。高校生のボランティア活動に対して、地域の方々の深いご理解と心温まるご協力に心から感謝致します。学校外の活動で素敵な大人の方々とふれあい、助け合いの精神や優しさを知り、ボランティア活動をした生徒たちは必ず素敵な大人に成長してくれると信じています。

  

●世界家庭料理の会~ブラジル料理~(7月20日・牛久市中央生涯学習センター)

牛久市国際交流協会料理部会主催の第79回世界家庭料理の会~ブラジル料理~に、3名の生徒が参加しました。ブラジル出身の大森パトリシアさんを講師に、料理部会の方々にもご指導をいただきながら、ブラジルの家庭料理を美味しく楽しく学びました。料理を通してブラジルの食生活や文化を知り、世界各国の料理にさらなる興味関心を抱いてくれたことと思います。次回の第80回はイタリア料理が予定されているそうです。「栄進高校生がまた参加してくれると活気が出て嬉しいです」とのお言葉をいただきました。

 

 

 

●学校説明会(7月26日)

牛久市中央生涯学習センターにて学校説明会を開催し、2200名以上の方々に参加していただきました。吹奏楽部の演奏でお迎えし、今春入学した1年次生が司会進行や学校生活の紹介、会場の案内係と、それぞれの立場で活躍してくれました。今年度から9クラス360名の1年次生が入学し、県立高校最大数を誇る学校です。説明会に参加してくれた中学生が来春素敵な栄進生として入学してくれることを期待します。

 

●オーストラリア海外派遣(8月1~13日)

第33回海外派遣生徒20名が、13日間にわたり牛久市の姉妹都市であるオーストラリアのオレンジ市を訪問し、ホームステイをしながらオレンジ高校で授業を受けるなど充実した海外研修を行いました。8月1日に羽田を出発する時のわくわくドキドキ感から、8月13日に海外研修を終えて帰国した時の顔が明らかに違って見えました。たくさんのことを実際に経験して大きく成長した姿を感じることができました。※詳しい様子は本校HP「国際交流事業」をご参照ください。

ホームステイ先としてお世話になったオレンジ高校の生徒たちは、来年度本校生の家にホームステイして、一緒に教室で授業を受けるなど、様々な学校生活を体験することを予定しています。海外に行かなくても国際交流は可能です。高校時代に経験したことを土台にして、生涯を通してグローバル感覚を磨き上げ続けてほしいです。

 

●全国高等学校総合文化祭ぎふ総文2024(8月1~4日) 吹奏楽部・書道部

今年度、岐阜県で開催された第48回全国高等学校総合文化祭(清流の国ぎふ総文2024)には本県を代表して多くの高校生が活躍しました。吹奏楽部門には県内16校54名からなる茨城県高等学校選抜吹奏楽団が出場し、本校からは7名の吹奏楽部員がオーディションを勝ち抜いて選抜団員となりました。茨城県の演奏は「シンフォニア・ノビリッシマ」と「オーメンズ・オブ・ラブ」の2曲で、会場から拍手喝采の素晴らしい演奏でした。各校から集まっての数回にわたる合同練習は全て本校で行われ、総文祭に向けても最終的な合同練習を行ってから全員バスで出発しました。音楽を愛する仲間として、県内の高校生たちが確かな絆を結びながら友情を育むことが、生涯にわたってきらきらと輝く宝物になるはずです。

また、書道部3年次生の七戸君が岐阜県下呂市で開催された書道部門の大会に参加し、全国から出展された秀逸な作品をじっくりと鑑賞しつつ、さらなる豊かな感性を育み書道の学びを深めることができたようです。

 

 

 

●ひたち野ふれあいまつり(8月3日)

サッカー部、JRC部と有志が、ひたち野うしく小学校で行われた夏祭りのボランティアに参加しました。地域の子どもたちと家族で2000人超が集まるに盛大なお祭りで、夕暮れ時には盆踊り大会も行われました。ゲームや縁日コーナーで子どもたちが楽しめるように、栄進生のお兄さんとお姉さんが笑顔でお手伝いをしました。とても微笑ましい光景で、小学生の子どもたちが数年後に栄進生になってお祭りのボランティアをする姿を思い浮かべていました。

翌日4日の早朝はサッカー部30名を中心に片付け作業も手伝いました。お祭りを運営なさっている実行委員会の方々も年々高齢化しているとのことで、高校生の若さあふれる集団のパワーが発揮された結果、予定より1時間も早く片付け作業が終わったと大変喜んでいただきした。高校生が地域の方々と力を合わせてイベントに参画できることは、地域ふれあいの輪が広がり、学校内ではできない貴重で大きな学びにつながります。来年のひたち野ふれあいまつりには、今年以上に栄進生がたくさん参加してくれることを期待しています。

 

 

 

 

●牛久市高校生議会(8月7日)

牛久市議会議場で「高校生議会」が開かれ、牛久市内の4つの高校から12名の生徒による質問が出され、市長、副市長、教育長からの答弁を受けるという貴重な体験を得ました。本校からは2年次生3名が質問し「子どもの活字離れへの取り組みについて」、「少子高齢化対策について」、「観光産業の展開について」、それぞれの現状や課題をふまえた上で、高校生の視点から鋭い質問を投げかけました。牛久市政に興味関心を抱くとともに、社会人の一員として生きる姿勢を学べたことと思います。牛久高校、東洋大牛久高校、つくば開成高校の生徒さんたちの質問も大変興味深く、牛久市内4校の高校生で交流する機会をつくりたいと思った高校生議会でした。

 

 

●高校における楽しい学校づくりに向けたワーキングチーム(8月7日)

牛久駅前のエスカードにて「楽しい学校づくりに向けたワーキングチーム」が開催され、県南地区7校の高校生が集まり、楽しい学校づくりのためにアイディアを出し合い意見交換を行いました。本校からは1年次生が2名参加して、学校の良いところ、課題と思われるところなどを他校生と話し合いながら交流を楽しみました。他校の高校生同士が互いに学校生活をふり返り、本音で意見を語り合える機会が増えると嬉しいです。

 

 

●高校演劇サマーフェスティバル(8月16日)

8月15,16日に東京の北千住で開催された「第30回高校演劇サマーフェスティバルinシアター1010」にて、2年次生の植村杏優さんが中心となって書き下ろした「サムシング・オールド」というお芝居を上演しました。 「高校演劇サマーフェスティバル」は、関東地区において特に演劇優秀校と認められた高校が出演することができるイベントです。 当日は台風の影響が心配されましたが、脚本も演出も演技も、全てが素晴らしくて感動の1時間でした。高校生の演劇を久しぶりに観ることができ、笑いあり、涙ありのとにかく感動的な舞台で、会場は大きな拍手で包まれました。これからも演劇部が創り出す世界がとても楽しみです。

 

 

●空手部と水泳部がインターハイ出場(8月)

2024年度全国高等学校総合体育大会(高校総体・インターハイ)に、2名の生徒が茨城県代表として出場しました。今年のインターハイは北九州地区での開催で、空手部3年次生の石塚さんが空手道女子個人形の部で出場(8月1~4日、長崎県佐世保市)、水泳部2年次生の余村さんが男子200m背泳ぎで出場しました。(8月16~22日、佐賀県佐賀市)。全国大会という大舞台で日頃の練習の成果を発揮することができました。来年のインターハイは中国地方を中心に開催されます。栄進生のインターハイ出場が決まることを楽しみにします。