よくある質問(FAQ)
 
単位制について
 
単位とは何ですか?
単位とは,学習の量を示すことばです。

週1時間の授業を1年間受けると1単位になります。
「国語総合」は,週5時間ありますから5単位になります。
単位制とはどのようなものですか?
単位制とは,学年制に対することばです。

学年制の高校では,各学年ごとに学習する科目と単位数とがあらかじめ決められています。生徒は,その決められた科目を学習し,決められた単位数を修得したときに,学年の課程修了(進級)の認定を受けて,次の学年(1学年は2学年へ,2学年は3学年へ)に進級し,3学年の課程修了の認定を受けて卒業となります。

これに対し,単位制の高校では進級の認定を行いません。生徒は,幅広い選択科目の中から,自分の興味・関心,進路希望等に応じて科目を選択し学習していきます。そして,3年間で一定の単位数を修得すれば卒業することができます。
単位制と学年制とはどのような点が違うのですか?
主な相違点を表にしてみましょう。
単位制だと,学年やクラスというものはなくなってしまうのですか?
なくなりません。学年,クラスの枠を外すといっても,ホームルームはありますし,担任の先生もいます。友人とふれあう機会も学年制と同じです。

ただし,学年制と単位制とを区別するために,「学年」という呼び方をやめて,「1年目,2年目,3年目」という意味で「1年次・2年次・3年次」という呼び方をしています。
時間割・科目選択
 
時間割は,自分の思うままに作ってよいのですか?
1年次は必修科目を学習しますので,従来の学年制の時間割と変わりません。
2年次以降は選択科目が多くなりますが,科目選択にあたっては,次のような条件があります。
  1. 必修科目は,誰もが履修しなければなりません。
  2. 科目によっては,履修の順序があって,例えば数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲを履修する場合,Ⅰ,Ⅱ,Ⅲの順序に履修しなければなりませんから,数学Ⅲまで履修したい人は,1年次でⅠ,2年次でⅡ,3年次でⅢを履修しなければなりません。この順序は,他の教科にもあてはまります。
  3. 進路希望を実現するためには,どうしても大学,学部等の受験科目に合わせた科目選択の組み合わせが必要です。たとえば,5教科7科目の大学入試センター試験に対応するような履修方法などがあります。
以上のようなことから,無条件に自由に作るわけにはいきません。

自分で作る時間割とは,勝手気ままに作る時間割ではなく,自分の進路希望に合わせて作る時間割と考えてもらったほうが良いと思います。

毎日の食事でも,好きなものばかり食べていては健康を害してしまいます。学習についても同じで,バランスというものを考える必要があるのです。
どのようにして自分の時間割を作るのですか?
本校生の進路希望は,ほぼ100%が進学希望であり,内95%は4年制大学を希望しています。

「単位制だと,学年やクラスというものはなくなってしまうのですか?」の3でも述べましたが,それぞれの進路希望を実現するために8つの履修例を用意しています。生徒の皆さんはこの履修例をモデルにして,自分の時間割を作ることになります。
自分で進路選択や履修選択をするのは難しくありませんか?
担任の先生を中心に,個人面談を通してじっくり考えていきます。

また,年次やホームルームでは進路説明会や丁寧な進路ガイダンス,履修ガイダンスを実施しています。その他にも様々な行事を通して,進路に関して様々な刺激や情報を受けることができます。具体的には,まず各年次で職業人講話を実施しています。

さらに,1年次では大学・研究所訪問,2年次では学部学科体験,大学出前授業,そして1,2年次を対象に,「栄進プレ・カレッジ講座」を実施しています。なお,「栄進プレ・カレッジ講座」では,1単位が認められます。これらの行事を通して,きっとあなた自身納得のいく進路選択ができるはずです。
牛久栄進高校独自の開設科目(学校設定科目)はありますか?

学校設定科目とは文部科学省で定められた科目以外に学校独自で設定した科目のことです。

本校では,「英米文学講読」「英米文化」「日本文学探究」「時事問題研究」「解析学入門「代数学入門」「環境と科学」「近代科学技術史」「スポーツトレーニング」「家庭で行う介護」「課題考察」などの科目が設定されており,原則として10名以上の希望があれば開設し,生徒の興味・関心に応えています。

途中で進路希望が変わったら,科目を変更することができますか?
年度の途中で科目を変更することはできません。

ただし,次の年度に移る時にはできます。
学年制よりも比較的自由に科目変更できるのが単位制の特長でもあります。
授業
 
選択科目の授業が多くなると,授業の受け方はどのようになるのですか?
2,3年次になると,時間割の中で選択科目の授業が増えてきます。その結果,自分のホームルーム教室で授業を受けることが少なくなり,逆に科目選択に応じて教室を移動して授業を受けるようになってきます。

授業は1日6時間行われます。ただし,科目選択の仕方で空き時間ができることはありませんので,大学生のように自由に登校したり下校したりすることはありません。クラス毎に6時間目終了後のSHR,清掃も行われます。
科目の選択希望者が少数でも,授業は行われるのですか?
原則として希望者が10人以上いれば,その科目は開設されます。
科目によっては,10人以下でも開設されます。

単位制高校では学年制高校に比べて教員が多いので,少人数指導が可能になってきます。
また,本校ではそのための講義室も設置されています。
少人数の授業はありますか?
選択授業などでは,10人以下の授業も行われています。単位制では学年制に比べて多種の選択科目の関係から教員が多いので,少人数指導ができます。単位制に伴う施設整備で,少人数講義室も多数設置されています。
また,2,3年次の数学では,TT(ティームティーチング)授業も導入しています。
学校生活
 
部活動や学校行事はどうですか?
20余りの部があり,約7割から8割の生徒が部活動に取り組んで います。

多くの先輩たちが勉強との両立を図り,希望の大学に進んでいます。関東大会や全国大会に出場,出品するなど,運動部,文化部とも活発に活動しています。

各部活動ごとの詳しい紹介はトップページから「部活動」のコーナーをご覧下さい。

また,栄進祭(文化祭)や栄進カップ(クラスマッチ)など,生徒会を中心とした学校行事も年々充実したものになっています。各クラスオリジナルのTシャツを作り,一致団結して行事を盛り上げています。

自ら選んで学ぶ授業,切磋琢磨の部活動,生徒主体のホームルームや学校行事,こうした活動を通して,牛久栄進高校は一人でも多くの「自主独立の人」を生み出していきたいと考えています。
エアコンはありますか?
平成18年度より全普通教室にエアコンが設置されました。

常に快適な学習環境で,集中した学習ができます。
経費は空調整備費でまかなっています(実質1人当たり月400~500円)。
昼食を購入するところはありますか?
昼食時には校内2カ所(2軒のパン屋さん)でパンの販売があります。

80円~150円で焼きたての美味しいパンを購入できます。
休み時間に前もって注文することもでき,種類も多彩でそれぞれ30種類以上の品揃えです。
修学旅行はありますか?

平成22年度の2年次生から修学旅行を実施しています。

平成23年度の2年次生は,3泊4日で沖縄に行き,平和学習&体験学習を行ってきました。
そのときのようすは,こちらをご覧ください。→平成23年度修学旅行

通学範囲は,どのようになっていますか?
平成23年度は,北は小美玉市(34名),南は我孫子市(3名)からという実に広範囲(15市町村81中学校)な地域から通学しています。

本校名に「牛久」という地名が入っていますが,つくば市との境界まで200mということもあり,在籍生徒数はつくば市が300名以上,牛久市,土浦市は100以上,50名以上は取手市,石岡市,龍ヶ崎市,阿見町になっています。

平成24年度の市町村別・出身中学校別生徒数については こちら をご覧ください。
 
最寄り駅および通学時の交通手段はどのようになっていますか?
牛久方面では,JR常磐線「ひたち野うしく駅」です。
そこから「つくばセンター」行きのバスが約20分おきに運行されており,学校まで約5分(1.9km程度)です。また,徒歩で通うことも十分可能ですが,ひたち野うしく駅駐輪場を利用して自転車で通う生徒が最も多いようです。

バ ス 約5分(片道約180円  1ヶ月定期約6,000円 3ヶ月定期約17,500円)
自転車 約7分,徒歩 約20分
※ひたち野うしく駅の駐輪場は,駅のすぐ下1階にあり,十分な収容スペースがあります。
 料金は,学生1ヶ月約1,500円,3ヶ月約3,500円,6ヶ月約7,000円です。 

また,つくば方面では,つくばEXPRESSのつくば駅隣の「つくばセンター駅」です。
そこから「牛久栄進高等学校前」までは,バスで約20分です。
(片道約420円  1ヶ月定期約15,000円,3ヶ月定期約42,000円)
※上記の料金は平成25年度を目安にしたおおよその料金です。詳しくは各交通機関に確認して下さい。
入学時納入金や諸経費(学年費)などはどれぐらいですか?
県立学校入学料が5,650円,入学時諸納入金は約30,000円です。
その他,教科書類約16,800円,制服・体操着・上履き等約77,000円の費用が別途かかります。

また,年2回に分けて納入する諸経費が,年次費・PTA会費(団体費)等およそ年間合計76,100円となります。(※金額は平成26年度生入学生を参考。なお,修学旅行費は含まれておりません。)

なお,授業料は月額9,900円,年額118,800円ですが,所得基準に該当する生徒(保護者)には「就学支援金」が支給され,授業料に充てられることにより,授業料は「実質無償」となります。市町村民税所得割額が30万4,200円以上の世帯には授業料を負担いただくことになります。